「聞き書き」すれば学力アップ!どんどん字を書こう!

早く字を書くと頭がよくなる?!「聞き書き」とは?

学生時代に頭の良かった人のことを思い出す。
字は汚かったが、彼らはみんなとても字を書くのが速かったように思う。
いや、早く字を書きたいがためにこんな文字になってしまうのだ。と聞いたこともある。
その当時にうっすらと、「頭のいい人って、字を書くのが速いな」と認識したのだが、今回その因果関係がはっきりした。

文字を書くスピードと学力との関係をコクヨグループのコクヨS&Tが調査した。
対象は中学生と高校生の200名ずつ計400名で、学力の高い生徒は文字を書くスピードが
速いという結果が出たそうだ。

しかも、学力の高い生徒のうちの約半数が耳で聞いたことを文字にする「聞き書き」を習慣にしており、さらにその1割ほどの生徒が学力が向上したと実感しているという。

学力が高い生徒のうちの6割が自分が文字を書くのが速いと実感しており、またそうでない生徒のうちの6割もまた文字を書くのが遅いと実感しているという。
学力と筆記スピードはなにか関係がありそうだ。

ここで思い出したことがある。
そういえば、きれいにわかりやすく、参考書のようなノートをとっている人はさぞかし頭がいいのかと思いきや、成績は驚くほど「ふつう」だった。

さらに詳しい調査によると、学力の高い生徒とそうでない生徒の授業中のノートの取り方にも違いが見受けられる。
ノートの取り方すら違うのだ。当たり前のようだが衝撃である。
学力の高くない生徒は授業中に先生が黒板に書いたことだけをノートに写しているのに対して
学力の高い生徒は先生の板書に加えて、授業中に先生の話したことで気になったことなどを
「聞き書き」そしてメモする習慣があると答えた。

さらに、調査対象の400名のうちの123名が「聞き書き」を習慣にし始め、一年でそのうちの八割の生徒が成績アップを実感している。
このことから、単に板書を写すだけでなく、耳で聞いた気になったことを「聞き書き」することで学力がアップするのではないかと推測できる。
ただぼんやりと、先生が黒板に書くことを写すだけでは集中力が切れてしまって理解度が下がるし、前述の「参考書」のように美しくノートをとることに集中してしまってもダメなのだ。
どのペンで何色で書くのか迷っている時間があったら、先生の言っていることを漏らさずメモに取るほうがノートは汚くとも成績はアップするということだ。

では、文字を書くのを早くするにはどうしたらいいのか?
字を書くスピードが落ちる原因は第一位「手がつかれる」第二位「芯が折れる」らしい。
手が疲れにくく、芯折れによって書く時間をロスされない優秀な筆記用具を相棒にすると良さそうだ。
確かに、そう考えて文具売り場を見てみると「芯が折れない」とか「手が疲れない」をうたい文句にしているメーカーが多いことに気づく。
文具屋さんはわかっているのだ。

この調査結果に対して東進ハイスクールの講師のコメントは以下の通りである。
自分の生徒の中でも、学力の高い生徒は文字を書くスピードが速いし、しかもただ板書をぼんやり写すだけでなく授業中に気になったことをメモする習慣を持っている。

確かに、授業中にただぼんやりと板書を写すだけでは集中力が途切れ、しまいには眠くなってしまう。
その経験のある人は多いはずだ。
上記の調査結果から考えると、教師が板書をしている間にぼんやり時間を過ごすのではなく、
その間も気になったことなどをひたすらに文字に起こしていっていれば、授業に対する集中力上がり「聞き書き」によって学力がアップすることが容易に想像できる。

ノートは右と左にスペースを分け、左を板書スペース、右を面白い、気になったなどちょっとした雑談をメモする「聞き書き」スペースにすればよい。
教師や講師が優秀であればあるほど、無駄な言動などなく、何気なく言った一言にさえ勉強のヒントが詰まっていることが多いそうだ。しかも調査結果から「書けば書くほど学力が上がる」と分かっているのだからドンドンノートを文字で埋め尽くすことがお勧めだ。

学力の高い生徒ほど文字を書くのが速く、どんどん「聞き書き」しているのだからそのまねをすればいいのである。
始めはマネであっても習慣としているうちに文字を速いスピードで書き、しかも耳からの情報を「聞き書き」することで集中力が増し、授業に身が入り、理解度が増し、結果成績がアップするのだろう。

実際に、東進のある生徒が、授業中に雑談でもなんでも気になったこと、目についたことすべてを書いて書いて書きまくった結果、偏差値が25もアップしたのだという。ちなみにその成果が現れたのはたった半年の間だったそうだ。

余談だが、やればやるほど成績アップが見込める「聞き書き」をさらに英語でやってみるのもいいらしい。
日本語のほうが速くかけるのは当たり前だが英語のスキルアップにもなり、日本語の「聞き書き」に慣れてしまった脳をさらに刺激して集中力・成績アップになるのではないだろうか。

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