子どもの英語教育に関する保護者の意識調査

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受験英語と実践英語に対する認識の差が浮き彫りに

「受験期は子どもが感じるストレスが増すと思うか」「受験期の子どもの接し方に不安を感じるか」との問いに対しては、非常にそう思う52.8%、ややそう思う42.%、そう思うと回答した人はトータルで95.3%。それとほぼ同様の結果が、「受験期は金銭的な負担が増えると思うか」との問い対しても見られている。
これらの結果からも、子どもの受験が親子にとって精神的、経済的にも負担と感じている事がわかる。

そのように感じている保護者の内訳では、父親よりも母親の方が「そう思う」との回答をしている割合が多い傾向にある。
特に専業主婦は子どもと接する時間が多い事もあってか、そのような回答の割合が最も高い結果となった。
「受験期の子どもをなるべくサポートしたいと思うか」との問いに対しては、全体で約95%の人が「そう思う」と回答し、親が何らかのサポートをする必要があるとの認識が強いと考えられる。
また、「子どもが難関校への進学を目指したいと希望したら、どのようなサポートをしてあげたいと思うか」に関しては複数回答となっており、圧倒的多数だったのはやはり「学習塾に通わせる」だった。
次に多かったのが、学習を促すように声をかけたり、勉強を親が教えたり手伝ったりするなどの直接的サポートが並び、通信教育や家庭教師などを利用するといった回答が最も少ないという結果だった。
子どもが難関校への進学を希望した場合には、金銭的、時間的にも様々な犠牲が求められる事になるが、習い事や家族、友人などと過ごす時間に関しては、ある程度犠牲になっても致し方ないと回答したのが約半数いる一方で、子どもの趣味にかける時間やお金が難関校受験のための犠牲にせざるを得ないと回答したのは27.4%程度となっている。

逆に、難関校進学のために犠牲になるのは防ぎたい事としては、睡眠時間が最も多く、次に友人、家族との時間と続いている。
現代は多くの子ども達が習い事をしており、その内訳として最も多かったのが算数、国語、英語の三教科に関する習い事で、次に水泳や音楽などの運動、教養系の習い事が続いた。

中でも興味深いのは、受験に関係なく習わせたい、または受験後に始めさせたいと考えている習い事としていずれも英会話が最も多く、受験英語と実践英語に対する認識の差が浮き彫りとなっていた事だった。

90%前後の保護者が、英語教育改革について賛成の意を表しており、英語の4機能(聞く、話す、読む、書く)を習得する事が子どもの将来の選択肢を広げる事になると考えている。
また、幼いころから英語に慣れ親しむ事も良い事と考える一方で、英会話を習わせたいという意識が高まったかという問いに対しては「そう思う」と回答したのは66.6%、保護者自身が英会話を身につけたいかという問いに対しては59%が「そう思う」と回答した。

中学校のグローバルコースに関しては、子どもが希望すれば応援したいとの回答が86.3%に対して、保護者自身が子どもに挑戦させたいのは65.7%と、あくまでも子どもの意思を尊重したいという傾向が目立った。
一方で、中学校のグローバルコースがある事で、大学受験や就職活動、就職後に子どもの役に立つト考える保護者は80%前後にも及んでいる。
もしも子どもに英語を教える学校の先生を選べるとしたら、どのような能力や経験に秀でた先生を選びたいかとの問いには、複数回答で最も多かったのが「英会話力を伸ばすコミュニケーション重視の授業を行う事ができる先生」「ネイティブの発音で話す事のできる先生」だった。
そのような先生を有名人に例えると、40%もの人がタレントで日本人の関根真理と回答、次にパックン、厚切りジェイソンとネイティブのタレントが続いた。
親と子どもの会話について、一日の平均会話時間は1時間18分。
父親よりも母親の方が子どもと会話している時間は多いが、2014年の調査と比較するといずれも時間が減少傾向にある事がわかる。
小学校低学年から中学生になるにつれて、親子の会話時間は減っており、中学生の平均はおよそ1時間となっている。

会話の内容は学校での出来事についてが最も多く、進路や将来についてや、社会の出来事、ニュースについてなどに費やされる時間は少なめとなっていた。

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